疲労をとり、免疫力を上げる食材とは?

5つの成分をバランス良く

熱中症を防ぐには、身体の免疫力を高めておくことも大切です。そのためにはまず、きちんとした食事をとることが必要です。 1つの食材だけを気にするよりも、炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルをバランス良く摂りましょう。特に発汗時に失われるビタミンとミネラルは大切な栄養素です。

ネバネバ野菜をとる

夏野菜のなかでもニガウリ・オクラ・モロヘイヤなど疲労回復効果の高い野菜は積極的に摂りたいものです。これらの野菜に特徴的なのが苦味とネバネバです。苦味が食欲を刺激し、とろりとした食感は食欲がない時でも喉を通りやすくなります。こうした夏野菜をぜひお酢と一緒に食べましょう。お酢には疲労回復効果があり、これらの野菜を浅漬けや酢の物にすると効果は倍増です。

クエン酸をとろう

お酢や梅干しなど酸っぱいものに含まれているのがクエン酸です。クエン酸は体内の代謝を円滑にしてくれるのです。人は糖質を取ると、それを体内で分解して身体の中で使えるようにします。この際に使われる栄養素のひとつがクエン酸です。クエン酸が不足していると、代謝の途中で疲労物質である乳酸に変化したり、体脂肪のもとになる脂肪酸に変化したりします。つまりクエン酸が不足すると、疲労や体脂肪の増加を招くのです。

淡色野菜がオススメ

免疫力を高めるためには淡色野菜がおすすめです。淡色野菜に含まれるイオウ化合物には、免疫システムを活性化させる作用があります。また、玉ねぎなどに含まれる硫化アリルにも、免疫力をアップさせる働きがあります。免疫力アップのためにタマネギ・カブ・大根・白菜などの淡色野菜を積極的に摂りましょう。冷房で冷えた身体には夏でもお鍋などもオススメです。一方で、緑黄移植野菜に多く含まれるビタミンAやビタミンCなども免疫力アップに大切な栄養素ですから、きちんと緑黄色野菜もとりましょう。

    

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