「コロナ」に注意したい…でも「ロコモ」にも注意
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外に出る機会が少ない時には自宅で身体を動かすことが本当に大切です。特に高齢者は気をつける必要があります。身体を動かす機会が減ると「ロコモ」になる危険性が高くなるのです。ロコモとはロコモティブシンドロームの略で、別名を運動器症候群と言います。
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運動器とは人が自分の意思で動かすことができる組織で、身体を支える骨・関節・脊椎・靭帯・手足を動かす脊髄・末梢神経・筋肉・腱などを指します。ロコモティブシンドローム(略してロコモ)は、これら運動器の障害によって起こる疾患です。その大きな原因の1つが加齢による運動器機能不全なのです。運動器の障害によって、体を支えたり、四肢を動かしたりすることが困難になり、四肢の運動機能低下やバランス機能の低下、歩行障害などが出現し、要介護や寝たきりになるリスクが高くなるのです。
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片足立ちで靴下が履けない、家の中でつまずいたり滑ったりする、階段を上るのに手すりが必要、15分くらい続けて歩くと疲れてしまう、2キロくらいの買い物品を持ち帰れない、こうしたことに1つでも当てはまるものがあれば、ロコモが疑われます。ロコモの予防や改善には適切な運動を継続的に行なうのが効果的なので、無理のない範囲で毎日身体を動かすことが大切です。
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ロコモは高齢者に多くみられるものです。しかし、年齢を重ねてからの問題ではなく、実は子どもの頃の運動習慣と密接に関わっていると考えられています。子どもの頃の運動不足で基本的な運動能力が低下していると、大人になっても運動不足になりやすく、ロコモに結びつきやすくなります。高齢者だけではなく子どもにとっても、運動習慣を絶やさないことは大切なのです。
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