大人以上に気をつけたい! 子どもの生活リズム

夏休みは夜ふかしになりがち

夏に気をつけたいのが子どもたちの生活リズムです。学校が夏休みになると夜に寝るのが遅くなり、下手をすると秋以降もその習慣を引きずります。夜更かしの癖が残ってしまい、結果的に睡眠時間が短くなってしまいがちです。子どもの睡眠時間は、能力や精神状態に深く関わるのです。

睡眠時間と学力の関係

小学生を対象にした調査で、就寝時間と偏差値の関係が出されています。寝る時間帯が「午後8〜9時」の児童の学力偏差値が最も高く、就寝時間が遅くなればなるほど成績が下がり、12時以降に床につく児童の学力は急落するという結果が出ています。子どもだけでなく、大人の仕事効率を考える上でも、参考にしたい結果です。

心との関係

睡眠時間と子どもの状態についての調査では、精神面を問題にする結果も出ています。中高生を対象にした調査では、睡眠時間が短くなればなるほど、集中力の無さなど精神的に不健康になる割合が多くなります。睡眠時間が平均5時間以下の子どもは、精神的な不健康の割合が58%にものぼりました。

寝起きの悪い子にはフルーツを

夜にしっかり寝るために何よりも効果的なのは朝早く起きるクセをつけることです。しかし、早起きの習慣がない場合はなかなか体が目覚めてくれません。そういう人にオススメなのがフルーツジュースです。夕食から朝食までは一番時間が空いて、血糖値が最も低くなっています。脳はブドウ糖しかエネルギー源にできませんが、肝臓がグリコーゲンとして蓄えているブドウ糖は半日で消費されるため、朝の脳はブドウ糖が不足した状態なのです。食欲がわかない寝起きでも、まずは果物やフルーツジュースをとると頭がシャキッとします。

    

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