女性は特に注意! 免疫低下による「膀胱炎」

「膀胱」で炎症

排尿時に下腹部が痛む、トイレに行く回数が増えて残尿感があるなどの症状に悩んだことはありますか?そうした症状の原因の1つが膀胱炎です。膀胱炎は、尿を溜める臓器である「膀胱」で炎症が起きる病気です。

女性に起こりやすい

一般的に知られている膀胱炎といえば、急性(単純性)膀胱炎のことを指します。主に大腸菌などの細菌が尿道を通り、膀胱に侵入して炎症を起こします。健康な人にも起きる可能性がある病気で、特に男性よりも尿道が短い女性に発症することが多く、女性の2人に1人がかかるといわれています。

放置すると、さらに大変

疲労が溜まって睡眠不足が続いていたり、精神的ストレスを感じていたりすると、免疫力が低下してしまいます。免疫力が低下すると、膀胱内に侵入した細菌に抵抗することができず、増殖を抑えられなくなります。膀胱炎の基本的な原因は膀胱内で細菌が増殖することなので、免疫力を保つためにもふだんから体調管理や規則正しい生活を心がけるようにしましょう。膀胱炎は放っておくと、発熱や嘔吐、背中や腰の強い痛みという症状が現れる「腎盂腎炎」を引き起こす可能性もあるので、早めに治療を受けましょう。

再発しやすいので、予防が大切

膀胱炎は再発しやすく、治療開始時期が遅れると腎盂腎炎になる可能性があるので、普段からの予防が大切です。日頃から膀胱に尿を溜めすぎていると、菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。1日の尿量が1000〜1500mlになるようにしっかりと水分摂取を行ない、尿と一緒に細菌を体外へ排出しましょう。便秘や下痢により病原性の大腸菌が増殖してしまい、感染を引き起こすことがあるので、便通にも気をつけましょう。

    

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