気象の変化に対応する 〜自律神経の整え方〜

自律神経の働き

自律神経は自分の意志と関係なく働き、体の様々な機能をコントロールしています。血圧、血流、体温調節、内臓の働きなど、体の機能が正常に働くためには自律神経の働きが大きく関わっています。気圧や気温、湿度など天候の変化を敏感に察知して、体の変化に対応するのも自律神経の役割です。

天候の変化が大きければ・・・

そのため、天候が変わる頻度や度合いが大きければ、自律神経が体を調整する作用の負担も大きくなり、必然的に自律神経が乱れやすくなるのです。自律神経の働きが乱れるということは、気候の変化に対応できにくくなるだけでなく、本来正常に働いている部分にも悪影響を及ぼします。自律神経は自分の意思では直接コントロールできないのですが、自律神経を鍛えて変化に対応する力を強くすれば症状も軽減できます。

呼吸をうまく使う

呼吸をうまく使うと自律神経の切り替えがスムーズになります。息を吸う時には交感神経が働き、吐く時には副交感神経が働きます。息を吸い込む時に5秒、吐く時には10秒かけてゆっくりと息を吐きましょう。これで副交感神経を優位にしやすくなります。気象病の症状が起こるとき、多くの人は自律神経のうち交感神経が優位になるといわれています。脳をリラックスさせておき、出来るだけ神経のストレスを軽減しておくことで気象病の予防になります。

生活リズムを正しく

1日の生活リズムが規則正しいほど自律神経の切り替えがスムーズになるので、できるだけ早寝早起きをして規則正しい生活を送ることも大切です。また、日中にしっかり体を動かすなどすることも大切です。ストレスがかかると眠れなくなるなど自律神経が乱れがちな人は、ふだんから適度な運動と十分な睡眠を意識して、自律神経を乱さないよう心がけましょう。

    

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