年の始めに・・・まずは呼吸から変えてみよう

呼吸は一日じゅう続いてる

人間にとって呼吸はとても大切です。あまり意識されないですが、呼吸は一日じゅう休まずに続いているので、悪い習慣をつけてしまうと、身体に悪い影響を与えやすいのです。年の始めを良い契機として、自分の呼吸がどうなっているのか、良い呼吸は出来ているのかを確認してみましょう。

一定の速さで呼吸できていないと・・・

人は通常の安静状態の時は、1分間に15回くらいのペースで呼吸をしています。しかし、パソコン作業などに熱中していると、1分間に30回くらいの速い呼吸になっていたり、逆にときどき呼吸を止めたりしている状態になります。そうした状態では細胞への酸素供給量が減少して、細胞や組織の抵抗力が低下します。すると、疲れやすくなったり、病気になりやすくなったりします。さらに、速くて浅い呼吸では、自律神経のうちの交感神経ばかりが優位となり、身体がリラックスできずにストレスや疲れがたまりやすくなります。

気がついたときに深呼吸

一日中オフィスの机に座って作業することが多い人は、そのような状態になりやすいので、仕事の合間に深呼吸することをおススメします。深呼吸というと、息を吸うことを意識しがちですが、深呼吸のコツは息を長〜く吐くことです。10秒から20秒くらいかけて、細く長く吐いて息を出しきりましょう。すると、身体のなかに残っていた老廃物のガスが吐き出され、交感神経と副交感神経のバランスがとれるようになります。

脳にも良い影響

深呼吸は身体をリラックスさせてストレスを軽減させるだけでなく、脳にも良い影響を与えます。大きく息を吸うと体に酸素がたくさん入り、それによって血行がよくなり、脳がイキイキとしてきます。息を吐ききったと思っても、更にそこから数秒間がんばって吐き続けると、より効果が期待できます。

   

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