涼しくなったら始めたい 「ウォーキング」

ウォーキングの健康効果

ウォーキングにはさまざまな健康効果が期待できます。熱中症の危険がある暑い夏には難しかったですが、涼しくなる秋にはぜひ取りくんでほしいところです。そうはいっても、なかなか長い時間は難しいものです。しかし、たとえ短い時間でもウォーキングはさまざまな健康効果を得られるのです。

ほんの10分間でも

以前は最低20〜30分間はウォーキングを続けないと痩せるためには効果がないと言われていました。しかし最近の研究では、1日2〜3回に分けても合計が30分以上になれば十分効果があることが分かってきました。ほんの10分間あれば効果が期待できるのです。ただし、のろのろ歩きではなく、早足でサッサと歩くことがポイントになります。

坂道はより短時間で

短い時間でより効果をあげたいという人には、坂道でのウォーキングがおススメです。坂道や階段の昇り降りをすることで、足腰の筋肉に大きな負荷をかけることができます。傾斜5度程度のゆるやかな坂道でも平地の2〜3倍の運動強度になり、短時間で効率よく運動効果を高められます。この場合はゆっくりしたペースでも運動効果があるので、速さは気にしないようにしましょう。

脳にも良い

「ウォーキング」は脳にとっても良いことです。歩くと血の巡りが良くなって神経細胞に栄養が行き渡り、脳全体が刺激されます。座って頭をつかっている場合は脳の一部しか使えてないのですが、身体も使うと広範囲で脳が活性化できるのです。また、ウォーキング習慣そのものが脳に良いのです。ウォーキングが習慣として身につくと、脳の前頭葉機能が高くなることが分かっています。ウォーキング時の脳の画像を詳しく調べると、やる気や意欲と関係する前頭葉内側部の厚みが、ウォーキングで増すことが判明したからです。

    

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