昔は高級な飲み物だった・・・「みりん」

みりんに色々な健康効果

和食を作るときに、甘さや照りを出したいときに使われるのが「みりん」です。和食を食べる機会が減ると使う機会が減りますが、それではもったいないくらい、「みりん」にはたくさんの健康効果があります。そして、今では当たり前のように調味料として使っていますが、昔は高級な飲み物だったのです。

江戸時代のみりんは、甘み少なめ

さまざまな文献によると、「みりん(味醂)」が日本に誕生したのは戦国時代です。その後、江戸時代には女性でも楽しんで飲むことができる甘口の高級なお酒とされました。当時のみりんは今よりも甘みが薄かったようです。みりんの甘さは米のデンプン質を糖に変える麹によって作り出されますが、麹を作る技術が発達していなかったため、濃厚な甘みを実現できなかったのです。

みりんの効用

お酒として人々に浸透していたみりんは、やがて料理のコクやうま味を引き出す調味料として使われるようになります。みりんは、もち米・米麹・焼酎を発酵・熟成させて作る調味料で、クエン酸をはじめとした様々な有効成分が生成されます。ですから、糖分やアルコールが体内で素早くエネルギーに変わり、クエン酸効果も加わって、高い疲労回復効果が期待できます。さらには、アミノ酸やビタミンB群の働きにより、コレステロール値を下げる働きや、肌代謝を高めてくれるのです。

補足:「みりん風」と「本みりん」の違い

「みりん風調味料」はブドウ糖や水あめなどの糖類・米・米麹・うまみ調味料・香料などを短時間で調合し作られます。ですから、もち米・米麹・アルコールを長期間じっくり熟成して作る「本みりん」との効果には違いあります。アルコール分についても、「本みりん」は14%前後のアルコールが含まれる一方、「みりん風調味料」はアルコール度数は1%未満です。

    

マガジン表紙へ