ジメジメな梅雨に気をつけたい 「食中毒」
食中毒とは

6月の梅雨の時期、気をつけたいこととして思い浮かぶのは食中毒です。食中毒とは有害物質や有毒な微生物などに汚染された飲食物を摂取することにより引き起こされる、下痢・嘔吐・発熱などの中毒症状のことを指します。その主な原因は細菌とウイルスです。

予防3原則

特に、梅雨から夏にかけては細菌性の食中毒が多くなります。そして、食中毒予防の3原則は「付けない・増やさない・殺す」です。
◇付けない 清潔を保つことで、菌を食品などに付けない
◇増やさない 調理済みのものを室温で放置しておくと、菌が増える
◇殺す 例えばO−157は75度で1分間以上の加熱で死滅する

酸っぱいものがオススメ

この時期にぜひ食べたい食材が酸っぱいものです。例えば、梅干しにはクエン酸などの有機酸が含まれています。また、お酢には酢酸が多く含まれ、抗菌作用があります。酢酸は、特にサルモネラ菌・腸炎ビブリオ・O−157などに高い抗菌作用があるとされています。それにしても、同じものを食べても中毒になる人、ならない人がいるのは、なぜでしょうか?それには、私たち1人1人が持っている免疫能力の違いが関係しています。

免疫力が大切

免疫力の弱い人は、中毒も発症しやすくなります。普段から菌に対する抵抗力を高め、食中毒を未然に防ぎましょう。しかし、ここのところ日本人の免疫力が低下していると言われています。それは皮肉にも、社会の無菌状態が進んでしまったからなのです。普段の生活で周りに存在す細菌やウイルスと接することで、抵抗する力がつくのです。菌に対して過敏になる必要はなく、菌と共生することで強い身体を作りましょう。

    

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