いざという時に備えて・・・「筋肉貯筋」

筋力が減ると・・・

年を取っても楽しく自立した生活をしていくためには筋肉はとても大切です。さらに寿命そのものにも影響がありそうです。例えばある調査では、握力が5kg減ると死亡リスクは16%高くなるそうです。握力だけが重要というわけではありません。調査が簡単な部位であるからで、あくまでも全体の筋力が大切なのです。

動けない期間があると・・・

人の身体は年とともに身体の機能が低下していきます。こうした老化現象は避けられないことで、平均的な生活は加齢とともに活動量が低下していることが多く、50才以降には筋肉は1年ごとに1%ずつ萎縮していきます。老化に運動不足が加わることで、これらの機能低下はさらに加速していきます。体調不良などで短期間活動できなくなっただけで、筋肉は2日で1%減少することが分かっています。これは通常の加齢変化の1年分に相当します。つまり、1週間寝こんだだけでも、3.5年分の年を取った分が減少してしまうのです。

ウォーキングでは足りない

そのためにも大切なものが「筋肉貯筋」です。筋肉量にゆとりがあれば、病気やケガが治った時にまた普通の生活に戻ることが出来るのです。お金と違って筋肉は借りることはできません。そして、筋肉を貯める唯一の方法は使うことなのです。健康のために良く行なわれている運動はウォーキングです。しかし、ウォーキングだけでは筋肉量を増やすための負荷が足りないのです。

オススメはスクワット

一番オススメの運動はスクワットです。筋肉の7割が下半身にあり、役割や大きさを考えると特に大切な部位が、ふくらはぎ、お尻、前太ももの筋肉です。1日最大で15回、2日に1回で十分です。膝が足より前に出てしまうと効果が薄くなるので、腕を胸の前で交差したら、椅子に座るようなかんじでスクワットをしましょう。

   

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