サプリの人気が上昇 「男性更年期障害」

売り上げ向上:更年期対策サプリ

このところ男性向けのサプリメントが色々と登場しています。これまでの男性用の健康食品はプロテインやミネラルが主なものでしたが、最近売り上げを伸ばしているのは男性更年期障害対策のサプリメントです。

男性ホルモンの減少が原因

背景には、主要な男性ホルモンであるテストステロンの重要性や男性更年期障害の認知が広がってきた一方で、医療機関で診てもらっても、うつ病と勘違いされて、きちんと男性更年期障害と診断されないケースが多いことがあります。日本の潜在患者数は600万人と言われていますが、まだ認知度は低いのです。そのためサプリメントに頼る人も多いのです。

男性ホルモンが減少すると・・・

テストステロンは筋肉や性機能だけでなく、意欲や集中力などの精神面にも深く関わっています。加齢やストレスなどが原因で、一定の量以上にテストステロンの分泌が減った状態が男性更年期障害です。ホルモンの減少によって起こるという意味では、基本的に女性の更年期障害と変わりません。症状は、元気がなくなって気分が落ち込んだり、イライラしたり、のぼせが出たりといった女性と同じような症状がでることがあります。さらには、意欲の低下、不眠などの不調が表れ、ガンや生活習慣病のリスクも高くなります。

男性の更年期は一過性ではない

女性の更年期障害は閉経の前後5年以内に起こることが多く、年を取るにつれて自然に治まる人も多くいます。ところが、男性の更年期障害はじっと時が過ぎるのを待っていても、正しい対処を取らなければ一生続くこともあるのです。一番の予防法は睡眠を十分にとることです。テストステロンは夜中に作られるので、午前1時から3時の睡眠がとても重要です。睡眠と合わせて適度な筋力運動をすると、さらに効果的な予防法となります。

    

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