ちょっとしたケアで危険を回避しよう ー心臓病ー

冬は心臓病に注意

寒い季節になると心臓病が増えます。暖かい屋内から寒い部屋や屋外に移動する際、血圧の急激な変動によって心臓の負担を増やし心筋梗塞を起こしやすくなるからです。また、寒さで心臓の血管が過剰に収縮して血流不全に陥ることも一因です。

伝統的な和食がイイ!

ちょっとした事に留意するだけで、心臓発作の危険を減らすことが出来ます。心臓病の約半数は日常の食生活に原因があると言われ、食生活に留意することが心臓病予防には不可欠です。そのために注目したいのが伝統的な日本の朝食です。和食の主食や主菜に欠かせない玄米と大豆が心臓病予防に効果的なのです。1日1杯の玄米を食べれば心臓病による死亡率が下がると言われ、また、大豆タンパク質を1日25g摂取すると、心臓病の予防効果があると言われます。

魚介類がオススメ

そして心臓病のケアという観点からすると、血液をサラサラにするDHAとEPAはとても大切な栄養素です。いわし・さば・マグロなどの青魚に豊富に含まれ、これらを週に1回食べていると、心臓発作による突然死の危険性が半分になります。また、心筋の収縮を助けたり、血圧を正常に保ったりするのが、アミノ酸の一種であるタウリンで、イカ・タコ・カキ・貝類などに含まれます。

有酸素運動が効果あり

心臓に負担をかけない適度な有酸素運動が、心臓病予防に効果的です。一番のおススメはウォーキングですが、軽いサイクリングや水中運動なども良いでしょう。また、有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせることで、血液の循環がスムーズになります。ただし、ハードすぎると逆に負担になるので、1分間あたりの目安の心拍数を覚えておきましょう。30〜40歳代で約120回、50〜60歳代で約110回となります。

   

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