冬になる前に・・・口呼吸チェック!

風邪をひきやすい原因かも

「冬が近くなると必ず風邪をひいてしまう」と悩んでいる人に、ぜひ確認して欲しいのが自分の呼吸の仕方です。口で呼吸をしていると風邪をひきやすくなるのです。口の奥にも扁桃リンパ組織があるものの、口で呼吸していると鼻毛に相当するものがないため、バイ菌やアレルギーのもとを絡み取ってくれません。

口呼吸をしていると

のどは食べ物や水分の通り道であると同時に、呼吸する酸素の通り道です。空気に含まれているウイルスや細菌に常に晒されているので、病原体にかなり感染しやすい部位なのです。口呼吸をしていると異物を含んで冷たく乾燥した空気がそのまま気管や肺に取り込まれます。その吸い込んだ空気には十分な湿り気がなく、バイ菌やアレルギーのもとが身体の中に入りやすく、細菌やウイルスが増殖しやすいのです。

鼻で呼吸すると

のどをケアするためにとても大切なことが鼻呼吸です。鼻で呼吸をしていると、体外から入ってくるバイ菌やアレルギーのもとは、鼻毛や鼻の粘液に絡み取られます。鼻の奥にある扁桃リンパ組織も、バイ菌やアレルギーのもとが肺に入らないように守ってくれます。さらに、鼻を通る時に空気が温められて湿り気が加えられて、ノドや肺への刺激を少なくしてくれます。

鼻呼吸に代えるには

口呼吸になってしまっている人は、鼻呼吸に代えましょう。といっても、なかなか急には変えるのは難しいものです。口を閉じて鼻で呼吸するためには、口の周りの筋肉と舌を突き出す筋肉を鍛える必要があります。それには口を動かす、「あいうべ体操」がおススメです。口を楕円形にして大きく開き「あ〜」、前歯をむき出しにして口をグッと横に開いて「い〜」、唇を尖らせて前に突き出して「う〜」、最後に舌を思い切り前に突き出して「べ〜」とやりましょう。「あいうべ」の4つの動作を1セットとして、1日30セットが目安です。

   

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