身体に比べてあまり意識してない?「目の老化」

目と身体の深い関連

目がかすむ、まぶしさを感じるなどの目の症状は、肉体的疲労、精神的なストレス、睡眠不足などが原因であらわれます。その一方で目の老化は、加齢に伴う血行不良、自律神経のアンバランスなど、身体全体の老化や不調と関連が深いと言われています。

自律神経との深い関わり

目は大きさのわりにたくさんの血液を必要とする部位です。疲れがたまっていて全身の血行が悪いと、目に良くない症状があらわれます。寝不足が続くと頭部に血液が回らずに立ちくらみなど起こしやすくなりますが、同時に目のピントも合わせづらくなります。また、目のピントを合わせる働きをしているのは自律神経なので、睡眠不足やストレスなどで自律神経のバランスが崩れると、目に悪い症状が出やすくなるのです。

毎日の生活習慣が大切

目の老化防止のためには、全身の老化防止を心がけることが大切です。そのためには毎日の生活習慣をきちんとすることが必要です。
≪バランスの良い食事≫
偏食をせずに、緑黄色野菜や豆、海藻類なども加えてバランスの取れた食生活を心がけましょう。ナッツなどのビタミンEは目の老化防止に役立ちます。
≪ストレスをためない≫
目の働きは自律神経の影響を受けやすいので、ストレスは目の不調を引き起こします。交感神経と副交感神経のバランスを保つために、ストレスを溜めないようにしましょう。
≪十分な睡眠と軽い運動≫
目の働きに直結する脳の疲れをとるためには十分な睡眠が必要ですし、目の動きを良くするには、血行を良くする運動が大切です。
≪禁煙≫
全く目には関係なさそうですが、喫煙は血行を悪くするので目には悪影響です。加齢黄斑変形症のリスクを高める危険性も指摘されています。

   

マガジン表紙へ