気づかぬうちにしている口呼吸が怖い?!
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自分がふだん鼻で呼吸をしているのか、口でしているのかを意識したことはあるでしょうか?鼻呼吸であれば、鼻毛や粘膜にある線毛などが細菌の侵入を防ぎ、排出を促してくれます。しかし、気づかぬうちに口呼吸になっている人がかなり多いようです。そのことが思わぬ病気を招く場合もあるのです。
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口呼吸をしていると、口が乾燥して殺菌効果のある唾液が減り、細菌が繁殖しやすい状態になります。さらに、空気中の細菌が扁桃(へんとう)に直接当たり続けることによって、扁桃が慢性的に炎症を起こす「慢性扁桃炎」になりやすくなるのです。喉の痛みや違和感などの扁桃炎症状が長引くと、扁桃の免疫細胞が暴走し、ひどい肌荒れや関節炎などを引き起こし、さらには大腸炎や心臓病などの消化器や循環器などの重病などの危険もあるのです。
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口呼吸が常態化していると、睡眠時無呼吸症候群との関連も問題になります。睡眠中に空気の通り道である上気道が狭くなることが原因で、寝ていてもきちんと睡眠が取れておらず、日中に強い眠気に襲われるため、居眠り運転の原因にもなるため本当に怖い症状です。高血圧や糖尿病、さらには心筋梗塞や脳卒中など、さまざまな病気を引き起こす誘因になるのです。
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男性や太った人に多い病気というイメージがあり、ましてや運転しない人に自分には関係ないと思いがちですが、じつは女性や痩せている人も油断は禁物です。女性でも2〜5%程度の罹患率と言われ、特に閉経後は注意が必要です。女性ホルモンの「プロゲステロン」には呼吸中枢を刺激する働きがあります。ところが閉経を迎えて女性ホルモン分泌が減ると、睡眠時無呼吸症候群になりやすくなるのです。また、やせていても、あごが小さい人は下が少し太っただけで、寝たときに気道を塞ぎやすくなるのです。
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