真夏よりも梅雨時の方が危険? ―熱中症―


湿度の高さに注意

梅雨の季節は雨が降るかばかりを気にしがちですが、注意しておきたいのが湿度と温度です。たとえ気温が高くても、湿度が低ければ汗をかくことで熱が奪われ、体温を上手にコントロールできます。しかし湿度が高い状態になると、空気中への熱の放出が難しく、汗をかいた後にそれが蒸発しなくなり、発汗による体温調節が出来なくなります。湿度が高い場合には、気温が30度以下でも熱中症に気をつけるべきなのです。

大切な水分補給

熱中症を予防するために大切なのが水分補給です。いつ、何を、どのように飲むのが良いのでしょうか。

≪いつ?≫
寝起き、就寝前、入浴前後などに摂りましょう。就寝中に多くの汗をかくので、朝一番のコップ1杯の水かお茶が大切です。

≪どんなもの?≫
基本的に水かお茶です。不足しがちなミネラルを補うためにミネラルウォーターもおススメです。激しい運動をする時にはスポーツドリンクも良いでしょう。

≪どのように?≫
ノドが渇いたと思った時はすでに手遅れの場合もあります。時間をある程度決めてこまめに飲みましょう。200ml程度をゆっくり飲むのがコツです。

注意が必要なのは?

≪アルコール≫
アルコールには利尿作用と血管拡張作用があります。体内の血液量が不足するため、アルコールそのものが熱中症を発症させやすくする危険さえあります。
≪スポーツ飲料≫
スポーツ選手用に開発されたものなので、運動量が少ない人は水やお茶で十分です。スポーツドリンクには100mlあたり6g程度の糖分が含まれます。

   

マガジン表紙へ