腸内環境・・・最大勢力は日和見菌!


善玉菌・悪玉菌・日和見(ひよりみ)菌

腸内環境は3つの菌群のバランスが大切です。腸活の極意は善玉菌を増やして悪玉菌を減らすこと、そして、最大勢力の日和見菌を味方につけることです。日和見菌は優勢な方に荷担するからです。ただし、悪玉菌のなかにも良い働きをする面も持っているので、ゼロにすればいいわけではありません。

善玉菌:量は増やせる

実は、腸内細菌の種類は生後10ヶ月ごろまでに決まります。この時期までに多くのものに接触して多種多様な菌を獲得しておくと、腸内フローラが豊かになり、食中毒やアレルギーなどに対する抵抗力が強くなります。大人になってからでは獲得した菌の種類は増やせませんが、善玉菌の量を増やすことは可能です。そのためには、腸内細菌が喜ぶ食事をとりましょう。菌のエサを入れる、いい菌を入れる、いらないものを出す、この3つがポイントです。

腸内細菌が喜ぶもの

善玉菌のエサになる・・・オリゴ糖
オリゴ糖は胃や小腸で吸収されずに大腸まで届き、ビフィズス菌のエサになります。善玉菌を増やしたいならば、毎日食べ続けることが大切です。タマネギ、ゴボウ、バナナ、ハチミツ、大豆などに多く含まれます。

善玉菌そのものをとる・・・発酵食品
有益な菌を含む発酵食品は効果大です。菌は生きたまま腸まで届かなくても良いのです。死んだ菌は腸内細菌のエサになり、仲間を増やします。

スッキリ排便のカギ・・・食物繊維
食物繊維は腸内細菌の大好物です。食物繊維は2種類あり、善玉菌のエサになるのは水溶性食物繊維です。ただし、もう一方の不溶性食物繊維にも便の量を増やしたり、腸を刺激して排便を促したりする働きがあります。両方ともバランス良くとりましょう。

   

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