運動は・・・生活になじませることが大切


急な運動には注意

春になって外でランニングを始めようという方も多いでしょう。しかし、急に走り始めるのは注意が必要です。ランニングなどの激しい運動を急に始めると、ケガをすることも少なくありません。なまった体は時間をかけて運動に慣らす必要があり、ランニングにあった筋肉を数カ月でつけるには2日に1回のペースが必要です。

通勤時に

社会人には週に3回も走る時間を作るのは難しいでしょう。ランニングの時間を取りにくい場合は、通勤時にウォーキングシューズを履いて、歩く速度をあげて距離を伸ばし、階段を多く昇るのがオススメです。喫煙習慣、高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満、メタボリック症候群といった項目に当てはまる人は、特に普段からウォーキングなどで体をならしておくことが大切です。

オススメはストレッチ

運動が苦手な方におススメなのがストレッチです。激しい運動や無理な食事制限をしなくても、ストレッチをすると体質が変わります。運動量は小さいですが、筋肉をのばすことで筋肉がほぐれて体の動きが大きくなり、日ごろの消費エネルギーが自然とアップします。最初は無理をしないで、「痛いのが気持ちいい」くらいの強さで、反動をつけずに伸びにくい部分を重点的に伸ばしていくのが効果アップのコツです。筋肉が温まっていると伸びやすいので、お風呂に入った後に布団の上で行なうと良いでしょう。

疲れが取れないときは

疲れがとれにくい、良く眠れないという時は、胸周りの筋肉が緊張したまま固まっている可能性があります。胸郭の動きが妨げられて呼吸が浅くなっているのです。このような時にはみぞおちストレッチが効果的です。正座で膝をやや開き、みぞおちに両手の指先を軽く当て、口からふぅーと息を吐きながら上体を倒す、これを5回繰り返しましょう。緊張したまま硬くなった腹直筋の力が抜け、横隔膜の動きが良くなって、息を長くたくさん吐けるようになります。

    

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