広義的なセルフメディケーションも大切


広義的セルフメディケーション

セルフメディケーションとは、狭義の意味では一般用医薬品(OTC薬)の使用で自己治療することを指します。一方、広義の意味では、健康維持、疾病予防の方法を食事、運動、休養にまで広げて、「自分で自身の健康管理を行なうこと」になります。税制においては狭義の意味が大切ですが、日常生活においては広義の意味でのセルフメディケーションが大切になります。

毎日のセルフチェック

自分で自身の健康を守るという広義の意味でのセルフメディケーションにおいて、まず大切になってくるのが自分の状態をきちんと知っておくことです。毎日のように自分の状態を気にしていると、それが変わった時には体調の変化(差)を感じることができます。セルフメディケーションの基本は毎日のセルフチェックにあります。

免疫力を上げる「笑い」

そして、毎日の生活で大切なのは、人間が本来持っている免疫力です。免疫力を上げるためには色々とありますが、嘘のようなホントの話が、笑いに関する研究結果です。「笑う門には福来たる」と言われますが、それは本当のようなのです。医学的に笑いが研究されて、様々な健康効果が期待出来ると分かってきています。例えば、ほとんど笑わない人は、ほぼ毎日笑う人に比べ、脳卒中を有する割合が1.6倍、心筋梗塞などの心臓病は1.2倍、糖尿病では1.5倍ほど高くなるなど、病気と笑いの関係が明らかになっています。

なぜ笑いが健康に良いの?

では、なぜ笑いが効くのでしょうか。理由の1つに考えられているのがストレス解消効果です。人は笑うと緊張をほぐす副交感神経が優位になってリラックスし、コルチゾールというストレスホルモンが減少するのです。理由にあげられているもう1つは運動による効果です。人は声を出して笑うと、思った以上に腹筋など多くの筋肉を使っているのです。消費カロリーは安静時より10〜20%も増加し、笑うこと自体が有酸素運動になっているのです。

    

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