若年なのに・・・「更年期障害?骨粗しょう症?」


更年期には早すぎるのに…

更年期障害は閉経が近くなる頃に、女性ホルモンを出す機能が低下して、ホルモンバランスが崩れるために起こります。しかし最近では、30代でも更年期障害と同じような症状に苦しむ女性が増えています。女性ホルモンが正常に分泌されなくなるために起こるのですが、年齢的なひらき(差)があるために気がつきにくいのです。

日常生活の乱れ

若いのに女性ホルモンのバランスが崩れてしまう原因は、日常生活の乱れにあります。例えば、ストレス、不規則な食事、運動不足、睡眠不足などが挙げられます。これらが卵巣の女性ホルモンの力を弱らせ、排卵をやめさせてしまうのです。こうした状況に陥らないためには、きちんとした生活習慣、早寝早起きの生活サイクルが大切です。食事も栄養バランスをしっかり摂り、特にビタミンEの摂取に気を配りましょう。

骨が丈夫な年代なのに…

骨粗しょう症とは、骨の量が減少したり骨の質が劣化したりして骨が弱くなる病気です。女性に圧倒的に多く、高齢で発症するイメージがある人が多いでしょう。通常であれば、骨は子供時代から少しずつ増えて、20歳くらいで骨量が最大になり、それから徐々に減っていきます。しかし最近は、本来であれば一番骨が丈夫である20代に骨がスカスカで弱くなってしまう人がいます。

乱れた食生活

偏った栄養摂取や無理なダイエットといった悪い食生活が主な原因です。無理なダイエットを長期間行なうと、骨量が十分に増えないうちに増加が止まってしまい、骨粗しょう症となる年齢が早くきてしまうのです。予防にはカルシウムをたくさん摂取することが大切なので、乳製品や小魚などを積極的に摂りましょう。食生活以外に骨が弱くなる原因として挙げられるのが運動不足です。骨に負荷をかけると骨が強くなるので、歩幅を大きくしたり、途中にジャンプを取り入れたりするウォーキングが骨粗しょう症を予防にオススメです。

    

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