寒くなる前に知っておこう…体を温めるコツ


より温かさを感じやすくするには?

冬に気になるのは寒さへの対処です。周りの温度を上げるためにエアコンなどを多用するのではなく、体や衣服の特性をきちんと知って使いこなすことで、より温かさを感じやすくなります。すると、体感温度がずいぶんと違ってきて、お金をかけずに体を温めることが出来るのです。

3つの首「首・手首・足首」

太い動脈が皮膚に近いところにある3つの首、「首」「手首」「足首」を温めると、身体全体が温まりやすくなります。逆にここを冷やすと、冷たい血液が体中をめぐり全身の冷えにつながります。ネックウォーマー、アームウォーマー、レッグウォーマーなどを活用しましょう。さらに、睡眠時に注意したいのが布団から出てしまう肩口です。血管や神経の集まる場所なので、ここを冷やさないようバスタオルなどをふんわり巻くのがオススメです。

体を温める「温水浴」

「冬こそ冷たい水が必要!」と聞くと、寒さで体がブルブルと震えてしまいそうですが、これは実は暖かいお風呂の中、つまり温水浴の話です。湯船に3分ほど浸かったら水シャワーを手や足にかける、これを3〜4回繰り返しましょう。毛細血管が伸縮して血行が良くなって温まり、さらに、疲労回復や肩こり改善の効果も期待できるのです。

冬には、ゆず湯・ミカン湯

そして、冬のお風呂と言えば「冬至にゆず湯」ですね。冬至にゆず湯に入る習慣は江戸時代から始まったと言われています。ゆず湯には嬉しい効能がたくさんあるので、冬至に限らずに試してみたいものです。例えば、ゆずの皮に含まれるリモネンという成分が、血行を促進して体を温めてくれます。ただし、ゆずはわざわざ買わなければ、という方も多いと思います。そこで、オススメが、やはり皮にリモネン成分があるミカンです。食べ終わった皮を捨てないで、1週間ほどカサカサになるまで乾かしたら、お風呂に入れるとゆずと同じような効能が得られます。

   

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