中高年にこそ筋トレは必要!
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中高年の人に筋肉の鍛え方を聞くと、「ウォーキングをしている」と答える人が多いでしょう。しかし残念ながら、通常のウォーキングをしている時は一部の筋肉しか使えていません。運動をして筋肉を使っているつもりでも、実際には筋肉がついていない人が多いのです。
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筋トレというと若い人のイメージが強いですが、筋肉は高齢者にこそ大切です。筋肉が減ると運動機能が落ちてよろけやすくなり、転倒そして骨折につながります。また、筋肉量が減ると消費カロリーがダウンして肥満になりやすいのです。そこで大切なのが筋トレです。ただし、つらいと長続きしないので、誰にでも出来て、自分の体重などを利用して気軽に出来ることが大切なのです。
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おススメの運動が、背もたれのある椅子を使った「スクワット」です。椅子の背もたれに手を置いて、3秒かけて腰をゆっくり落として1秒キープし、ゆっくり3秒で元の体勢に戻りましょう。こうした運動をしても筋肉がつかない場合は正しくやれていない事があります。例えば、スクワットは太ももや大腰筋に負荷をかけたいのに、ふくらはぎの裏にかかっている場合が多いのです。スクワットでは、膝をつま先と同じ方向に曲げながら腰を落として、椅子に座るような体勢をつくり、膝はつま先より前に出さないのがコツです。
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時間は1日に7〜8分で十分ですが、週に3〜5回は行いましょう。ただし、筋肉が疲労したと感じたら翌日は休みます。力を入れるときに息を吐いて、力を抜くときに息を吸うのがコツです。筋トレをした後30分以内にタンパク質を摂ると、筋肉をよりつくりやすくなります。適切な筋トレをすることによって、筋肉は何歳でも増やせるので、年をとってからこそ、筋トレを習慣づけすることが必要なのです。
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