健康診断に秋がおススメなのは・・・なぜ?


不調を感じる前から

自分の現状を知るために定期的な健康診断は大切です。身体の不調を感じていなくても、自身の正常値(健康時の検査数値)を知るために若い時期から健康診断を受けましょう。そして、以前からの数値と比較するためにも、忘れることなく検査を受けるためにも、同じような時期に毎年検査を受けると良いのです。

秋がおススメな理由とは?

とはいえ、毎日忙しく過ごしていると、毎年きちんと健康診断を受けるのはなかなか大変でしょう。そのためにも、ピンクリボンなどを見かけやすく、乳がんに関する予防意識が高くなる10月ころに健康診断を受けるのがオススメです。一般的にも秋は健康診断を受けるのに良い時期です。夏や冬は暑さや寒さで体調を崩しやすい上、夏休みや正月休みなどの長期休暇があります。春は年度始めで何かと忙しく、ゴールデンウィークもあります。気候が良くて体調を崩しにくく、長期の休暇もない秋は、健康診断を受けるのに良い季節なのです。

50代になると、女性も注意「生活習慣病」

女性の検診というと、乳がんや子宮がんばかり注目されますが、生活習慣病に対する健康診断もしっかりと受ける必要があります。生活習慣病というと男性がなりやすいイメージが強く、実際にも男性の方がなりやすい傾向があります。しかし、50代にはいると、女性も男性同様に、場合によっては男性以上に生活習慣病になりやすいのです。

女性ホルモンの関わり

これには、女性ホルモンが大きく関わっています。女性ホルモンのエストロゲンには動脈硬化を防いだり、内臓脂肪の分解を促進したりする作用があります。それで、エストロゲンの分泌が豊富な若い頃は、女性は生活習慣病になりにくいのです。しかし、閉経によりエストロゲン分泌が極端に落ちると、女性は一気に生活習慣病になりやすくなります。生活習慣の改善で全ての病気の80%は治るとも言われます。生活習慣病に関する健康診断もしっかり受けましょう。

    

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