頭痛の原因に「まぶた」が関係している?
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色々と調べても治らない頭痛や肩こり…。実はその原因がまぶたという場合があります。まぶたを上げる力が落ちてしまって、まぶたが眼を覆うように下がってくる「眼瞼(がんけん)下垂症」と呼ばれる症状です。まぶたの動きと身体の筋肉は無関係ではないのです。
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上まぶたには、まぶたを上げるために働く「腱膜(けんまく)」と「ミュラー筋」という2つの組織があります。目を頻繁にこすったり、まぶたに強い刺激を与えたりし続けると、腱膜が弱ってまぶたがゆるんできます。これが「腱膜性眼瞼下垂症」です。ミュラー筋だけでもまぶたを上げることは出来ますが、体のいろんな所に無意識によけいな力が入ります。すると、目の奥が常に緊張して、目の奥の痛みや眼精疲労が出てきたり、首や肩の筋肉が緊張してコリの原因になったりするのです。
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このミュラー筋にかかる負担を減らす手術は形成外科で行なうことが可能です。ただし、生活の中で予防や改善をすると、手術を避けられることもあります。特に気をつけたいのは女性です。化粧をする機会の多い女性は、男性より10年ほど症状が出るのが早いと言われます。化粧を落とす時に目のあたりをこすりすぎないことが大切です。
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コンタクトをしている人も要注意です。コンタクトレンズはまぶたの裏にある腱膜を内側から刺激して、腱膜を薄くしやすくする一因です。長時間の使用や着脱時に注意しましょう。考え事をするときのような、軽くうつむく動作をするとミュラー筋を緩めて刺激しにくくなります。まぶたが少し下がっていると気になっている時は、1時間に1回は目線を下に向け、1秒に1回の割合で眼に左右を動かすのがおススメです。
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