気温よりも湿度に注意! −熱中症の危険ー
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熱中症に関することで、特に注意したいのが湿度です。たとえ気温が高くても湿度が低ければ、汗をかくことで熱が奪われ、体温を上手にコントロールできます。しかし湿度が高い状態になると、汗をかいても蒸発しにくくなるので、空気中への熱の放出が出来ず、発汗による体温調節が難しくなります。
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それを分かりやすく示しているのが「暑さ指数」です。これは人間の熱バランスに影響の大きい『気温・湿度・輻射熱』の3つを取り入れた温度の指標です。熱中症の危険度を判断する数値として、平成18年から環境省が発表しています。3つの要素である『気温:湿度:輻射熱』は、その影響割合を「1:7:2」で計算します。つまり、湿度の影響が7割を占めるわけで、それだけ湿度の影響は大きいのです。
※輻射熱:地面・建物・体から出る熱で、温度が高いものからは多く出る
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熱中症の初期には「ボーッとする」「めまいがする」という症状があらわれます。気温が高い状態が続いた場合、皮膚血管が拡張するので、全身に必要な血液の量が多くなります。すると、脳へ送られる血液が不足する状態になって、ボーッとしたり、目まいを感じたりします。さらに重症になると、頭がガンガンしたり、吐き気がしてきます。このような状態になる前に早めに対処することが大切です。
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ノドが渇いたと思った時はすでに手遅れの場合もあります。時間をある程度決めて水分をこまめに飲みましょう。1回に100〜200ml程度の水をゆっくり飲むのがコツです。寝起き、就寝時、入浴前後などには必ず摂りましょう。また、就寝中に多くの汗をかくので、朝一番もしくは外出する前に、コップ1杯の水かお茶を必ず飲みましょう。不足しがちなミネラルを補うためには、ミネラルウォーターもおススメです。
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