「触れる」と身体に良いって、ホント?
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五感のうち4つは視覚・聴覚・嗅覚・味覚であり、目・耳・鼻・口と顔に集中しています。そして、残り1つの触覚は異質でつい忘れられがちですが、ストレスや痛みの緩和、さらには免疫力強化や健康増進に関係があるようで、最近とても注目されています。
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日本には「手当て」という言葉があります。小さい頃にお腹が痛くなった時に、さすってもらうだけで痛みが和らいだ記憶は誰しも持っているでしょう。世界にはこうしたことを理論的に研究している国もあり、スウェーデン発祥のタクティールケアなどがタッチケアの代表例です。筋肉を刺激するマッサージではなく、優しくゆっくり触れるのが特徴です。この研究ではタッチケアにより認知症緩和に効果があるとされ、さらにはガンによる体の痛みや冷え性への効果も期待されています。
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痛みや病がある人が手を当ててもらうと症状が良くなるというケースがある一方、あるものに触ると健康に良いという事例もあります。赤ちゃんやペットに触れると免疫力が上がるといわれ、これは実際に科学的にも実証されています。実は実際に生きている動物だけでなく、ぬいぐるみの動物であっても、情緒が安定したり気持ちが安らいだりする効果があるそうです。もちろん、生きた動物の方がより免疫力を高めるそうですが…。
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人や動物だけでなく、自然そのものからエネルギーをチャージするという考え方もあります。Earthing(アーシング)と呼ばれ、裸足で歩いたり寝そべったりして、地球の表面に直に体の一部でも触れることによって、地球からエネルギーをもらうことで体も心も癒され元気になるという考え方です。血液の流れが良くなったり睡眠障害が改善されたり、様々な効果が調査により徐々に分かっています。
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