春こそ注意！ー４月と８月は同じ紫外線量ー

春はまだ油断しがち

「紫外線対策といえば…夏」と思っている人は多いでしょうが、春こそ紫外線に気をつけたい季節なのです。夏であれば数十分の外出はもちろん、数分のことであっても日焼け止めを塗って備えるでしょう。しかし、まだ気温の低い春には油断してしまう人が多いようです。

曇りの日は特に注意

気温はそれほど高くなくても、春の紫外線は８月と同じくらいの量が注いでいます。晴れて気温が高い日は、春でも紫外線への注意も高まりますが、気をつけたいのは天気の悪い日です。曇りの日でも晴れた日の５０～８０％の紫外線が注いでいます。紫外線が地面にあたって反射することにも注意しましょう。アスファルトは芝生や土の２倍も反射するため、都心はより紫外線を浴びやすいのです。家の中でも注意が必要です。紫外線は床や壁に反射するので、外の紫外線量の半分程度は家の中に入り込んでいるのです。

白い服が危ない

春になると服装も明るくなりますが、服装の色も実は注意が必要です。白い服は紫外線を反射してくれそうですが、じつは黒色の服に比べて５倍も紫外線を受けてしまいます。紫外線が物にあたった場合、その紫外線は、反射するか、透過するか、吸収されることになります。黒色は紫外線を吸収してくれますが、白色はほとんどしないのです。結果的に、白色の方が紫外線をたくさん通してしまうのです。

肌の状態でさらに悪循環響

春は肌の状態があまり良くないことも悪影響になります。冬から春にかけて肌は乾燥して、肌のバリア機能が低下しているので、夏よりも紫外線の影響を受けやすくなっているのです。肌に充分な保湿ケアをしてから日焼け止めを塗る必要があります。紫外線はそれ自体が乾燥を促す性質があります。乾燥した状態で紫外線を浴びてしまうと、さらに肌が乾燥するという悪循環に陥るのです。

マガジン表紙へ