タイプ別 冷え予防のための睡眠対策


交感神経が強すぎるタイプ

交感神経が優位になりやすく、なかなか寝付けないタイプは就寝前の過ごし方が大切です。まずお風呂は、寝る時刻の2〜4時間前まで、少なくとも1時間前までには済ませましょう。入浴後すぐに寝床に入ると、放熱が妨げられて体温が下がらずに寝つきが悪くなるのです。

夜の歯磨きと深呼吸

副交感神経を優位にするために大切なことが夜の歯磨きです。サラサラとした良い唾液がたくさん出ると副交感神経が強まるのです。歯磨き粉を少なめにして、3分間ゆっくり歯磨きをしましょう。虫歯予防にも役立って一石二鳥です。また、自律神経との関係が深いのが呼吸です。副交感神経を優位にするには、ゆっくりとした呼吸が大切です。吸うことよりも吐くことを意識して、だいたい3秒で吸って7秒で吐き切るという深呼吸を3回ほど繰り返しましょう。

副交感神経が強すぎるタイプには?

朝型に体温が上がらずに寝起きが悪いタイプは、熱を生みだす筋肉が少ないのが弱点です。筋肉量が不足すると、身体のポンプ機能が低下して冷えとむくみを併発するなど、良質な眠りを妨害するさまざまな不調が起こりやすくなります。そうしたタイプには筋肉を鍛えることが大切です。

インターバル走行がおススメ

筋肉といっても、筋トレなどでつくるものではなく、遅筋とよばれるタイプの筋肉です。それを鍛えるためにも、自律神経を整えるためにも効果的なのがインターバル運動です。5分歩いて1分走る、ストレッチを5分して筋トレを1分など、弱い運動と強い運動を交互に繰り返して、エネルギー代謝を上げるトレーニング方法です。夕方に体温が上がりきらないと睡眠リズムが乱れやすいので、夕食前の時間帯にこうしたインターバル運動をするのがベストです。短い時間でも効果が期待できるので、少しずつでも試してみましょう。

    

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