とりすぎると死の危険!? −カフェイン中毒ー


軽度でも…

眠気覚まし代わりに、ついたくさん摂ってしまいがちなカフェインですが、大量に服用すると死亡の危険さえあります。軽度でもカフェイン中毒の症状として、不眠・吐き気・神経過敏・心拍数増加・頻尿などが起きます。さらに症状が重くなると、胃痛・頭痛・嘔吐・動悸・ケイレンも起こり得ます。

許容量は体重に比例

実際どれほどのカフェインを摂ると危険性があるかを知ることが大切です。カフェイン許容量に大きく関係するのが体重で、例えば体重40kgの人と80kgの人では許容量が約2倍も違います。体重40kgの人では3時間以内に700mgを摂ると、急性症状を発生する可能性があるのです。体重60kgの人はその約1.5倍、体重80kgの人はその約2倍と計算して、おおよその自分の許容量を知っておきましょう。

気をつけたいのは…

カフェインと言えばコーヒーを思い浮かべますが、コーヒーだけで許容量を超える危険は低いでしょう。気をつけたいのは栄養ドリンクです。通常の栄養ドリンク1本のカフェイン含有量は50mgですが、眠気除去ドリンクは多いもので200mg近くも入っています。1回容量が少ないので、眠気が続く場合はすぐに2本目を飲んでしまいがちです。これに眠気除去の錠剤(1回分のカフェイン含有は約200mg)も服用するとかなり危険です。さらに気をつけたいのが頭痛薬と風邪薬です。カフェインには鎮痛効果があるので、鎮痛剤などにもカフェインが入っており、多いものでは120mgも含まれています。

効果はかなり継続する

カフェインにはもちろんメリットもあります。覚醒作用によって集中力を高めたり、眠気を飛ばしたり、脳の働きを活発にしたり出来ます。そこで、きちんと知っておきたいのがカフェイン効果の継続時間です。摂取してから30分程度で効果が出始めて、3〜4時間で効果がピークになり、6時間ほどで効果が消えます。少なくとも4時間は間隔をあけてカフェインを摂るように心がけることが大切です。

   

マガジン表紙へ