何より注意したいウイルス 〜インフルエンザ〜
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冬になるとウイルスによる感染症が色々と流行します。その中でも一番気になるのはインフルエンザでしょう。冬になる前に予防接種を受けた人も多いでしょうが、予防接種を受けたばかりに、かえってインフルエンザに罹りやすくなってしまう人もいます。
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インフルエンザはワクチンを打っても、インフルエンザにかかる可能性があります。特に、乳幼児の発病防止率はわずか2〜4割ほどしかありません。つまり6〜8割の乳幼児は、予防接種をしていてもインフルエンザに罹患してしまうのです。インフルエンザワクチンは、あくまでも日本全体での流行時の発症人数を減らすという効果を狙ったもので、個人個人が罹らなくなる訳ではないのです。
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感染症から身を守るために一番大切なのは手洗いです。病気を引き起こす感染症の多くは、手を介して体内に侵入します。冬は様々な場所に病原体が付いている上、人は自分が思っている以上に無意識に自分の顔を触っています。病原菌が付いた手で自分の目・鼻・口などを触り、食事をしているのです。ですから、手からの侵入を遮断するために、手洗いはとても大切なのです。予防接種をしているからといって、手洗いをおろそかにすると、かえってインフルエンザにかかる危険性が高くなるのです。
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インフルエンザウイルスに限らず、冬になるとノロウイルスなどの感染性胃腸炎など、さまざまなウイルスが元気になります。これはなぜなのでしょうか?
まず、ウイルスは低温で低湿度の状態を好むので、冬になると夏より長く生存できるようになる上、感染力も強まります。逆に、人は乾燥によってウイルスの侵入を防ぐ粘膜が傷みやすくなっていて、ウイルスが体内に侵入しやすくなります。さらに、気温が下がっていると体温が低くなりがちで、そうした状態では、人の免疫力はより低下しているのです。
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