休み明けの体調不良…原因は時差ボケ?!


社会的時差ボケ

年末年始の休みに海外などに出かけて、帰ってきて時差ボケになる人もいるでしょう。しかし、時差ボケは海外旅行だけでなく、寝正月をしていても起こりえます。長い休みが続いて、夜更かしや朝寝坊などで生活時間がずれて体内時計が乱れると、まるで時差ボケのような状態になるのです。これが社会的時差ボケと呼ばれ、最近注目されています。

そもそも時差ぼけって?

そもそも時差ボケとは何でしょうか? 身体には約24時間周期の体内時計が備わっており、睡眠や覚醒、血圧やホルモン分泌などさまざまな働きを調節しています。体内時計と生活時間との間にズレが生じると、眠気や食欲不振、集中力低下といった症状が起きやすくなるのです。

時差ぼけ状態は体調を崩しやすい

長い休みに生活時間が乱れるのは多少仕方がないことですが、気をつけたいのは時差ボケのような状態になっている時には健康を害しやすいということです。早寝早起きを続けている人に対して、1.5倍も風邪をひきやすかったり、体調不良になりやすかったりするという調査結果が出ています。休み明けになぜか体調が悪いと感じている人は多いかもしれません。これは感じているだけではなく、本当に体調が悪くなりやすくなっているのです。

大切な「光」と「朝食」

それを防ぐために大切なものが「光」と「朝食」です。休みなどで起きる時間が遅くなった場合、さらにその後寝床でゴロゴロしたりして、カーテンを開けるのがさらに遅くなりがちです。光で体内時計がリセットされて1日が始まるのです。一度目が覚めたら、とにかくすぐにカーテンを開けて光を入れましょう。さらに大切なのが朝食です。朝寝坊に加えて遅い朝食という習慣になると、体内時計の乱れが一層進みやすくなります。起床後なるべく早く食事をして、胃腸や肝臓など消化器系の体内時計もしっかりリセットさせましょう。

    

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