ホルモンと骨…実は深い関係がある!

女性に多い「骨粗しょう症」

女性ホルモンの影響が強いのが骨の病気です。現在1千万人いると言われる日本の骨粗しょう症患者の8割は女性です。一般的に女性は男性に比べて骨が細く、骨量は男性の80%しかなく、さらに閉経後の女性は女性ホルモンの減少により、骨が弱くなるのです。

骨は新陳代謝する

骨は一度つくられると変化しないようにみえますが、実は絶えず新陳代謝をしています。身体の細胞と同じで、丈夫でしなやかな骨を保つためには、古い骨を壊して絶えず新しい骨につくり変える必要があるのです。骨の元になるカルシウムが不足してはいけません。さらに、骨を丈夫にする役割を担っている女性ホルモンが減少すると、骨はつくられる量よりも壊される量の方が多くなり、骨からカルシウムが減ってしまうのです。

大豆イソフラボン

「大豆イソフラボン」は、その化学構造が女性ホルモンのエストロゲンに似ているので、骨粗しょう症や更年期障害などに効果があると言われています。ただし摂取量が多すぎると、子宮内膜症の発症が高くなるなどの悪影響があります。安易にサプリメントで大量にとらずに、食事から摂るのがおススメです。昔ながらの日本食を食べていれば必要量は十分に摂取できます。例えば、豆腐なら半丁、納豆なら1パックで十分な量の大豆イソフラボンを摂取できます。

30代までに増やす

骨の成長が止まってしまった後に減ってしまった骨は、そのあと栄養摂取や運動など、いくら努力しても同じ量までは戻りません。40代50代になってから骨量を増やそうとしても無理なのです。30代までは骨が成長するので、この時期までに骨量を増やしておくことが大切です。しかし最近では20代でも骨がスカスカの人が増えています。偏った栄養摂取、無理なダイエット、運動不足が原因と言われています。若いうちにしっかり骨を増やしておきましょう。

    

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