若い女性に多い・・・「顎関節症」

口を開閉する際に動く顎の関節に何らかの異常が起きると、顎の関節周辺の筋肉や靱帯に悪影響を及ぼします。すると、顎の関節や噛む時に使われる筋肉に痛みが出たり、口の開閉時に音がしたり、口の開閉がスムーズに出来ないといった症状が出てしまうのです。「顎関節症」は、もともと２０〜３０代の女性に多いことで知られていましたが、実際に調査してみたところ、なんと２割に疑いがあることが分かりました。

「顎関節症」の原因の一番は噛み合わせの悪さによるものです。噛みあわせを良くするためには、子供のころからよく噛む習慣をつける必要があります。最近は小さい頃から噛まない習慣がついてしまい、噛めない子供が増えているそうです。ニンジン・ゴボウ・海藻など噛まないと飲み込めない食品を毎食のメニューに加えるようにしましょう。野菜・豆類・海藻類の煮物・干物・乾物などを多用する日本料理は、噛むという点から見ても、とても良い料理なのです。

「顎関節症」の原因として、生活習慣との関係も指摘されています。寝ている時の歯ぎしりや、頬づえをついたり足を組んだりなどの悪い姿勢のクセが原因に挙げられます。さらに、最近の原因として多いのが精神的ストレスです。ストレスが続くと無意識のうちに歯をくいしばっていたり、肩に力が入っていたりします。就寝中の歯ぎしりの原因にもなるからです。

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