紫外線…春先からケアを怠らない!

春先には8月と同じくらいの量

春先は紫外線に気をつけたい季節です。気温はそれほど高くなく紫外線に対する意識が低くなりがちですが、紫外線は春先でも8月と同じくらいの量が注いでいます。家の中での紫外線にも注意が必要です。晴れの日の外を基準とした場合、紫外線は床や壁に反射するので、その40〜50%程度は家の中に入り込んでいます。

紫外線の反射に注意

晴れの日の外を基準とすると、曇りの日の外は50〜80%くらい、雨の場合は20〜30%程度になります。晴れの日よりは少ないですが、紫外線は地面にあたって反射することに注意しましょう。アスファルトは芝生や土の2倍も反射するため、都心の方が紫外線を浴びやすいのです。また、布と肌が30cm以上離れると斜めから紫外線が入り、紫外線のカット率は40%にダウンします。日傘などはきちんと体に近づけてさすようにしましょう。

気づきにくい目に対するケア

紫外線ケアであまり気にされていないのが、目に対する紫外線です。紫外線は気づかないうちに目にダメージを与えています。一時的なトラブルだけでなく後年に眼性疾患を招くこともあるので、若いうちから気をつけましょう。例えば、角膜を炎症する「角膜炎」、水晶体が濁って視力が落ちる「白内障」などは、紫外線が原因でリスクが高まる疾患です。

朝と夕方が危険

紫外線対策というと、たいていの人は日差しの強いお昼前後を気にしがちですが、それでは目に対する紫外線を上手にブロックすることは出来ません。目は朝や夕方の方が日中より約2倍も多く紫外線を浴びる危険性が高いのです。それには視線の角度が影響しています。歩行時における一般的な角度は下方に15度くらいで、それに対して一番被曝量が多くなるのは太陽高度が40度程度の時となります。太陽位置が低い朝方や夕方の方が、目に紫外線を浴びやすくなるのです。

    

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