寒くなる前に・・・呼吸の仕方をチェックしよう


口で呼吸していると・・・

「冬になると必ず風邪をひいてしまう」と悩んでいる人に、ぜひ確認して欲しいのが自分の呼吸の仕方です。口で呼吸をしていると風邪をひきやすくなります。口呼吸をしていると異物を含んで冷たく乾燥した空気がそのまま気管や肺に取り込まれ、細菌やウイルスが増殖しやすくなるのです。

睡眠中が注意

「風邪をひいた時に気づく時間帯は?」という問いに、半数近くの人が「朝起きた時」と回答しています。実は睡眠中はウイルスへの抵抗力が弱まる時間帯です。これには自律神経が関係しています。睡眠中には自律神経のうち、副交感神経が優位になって身体の各器官の働きを緩慢にします。唾液の分泌や唾液を呑み込む動きを少なくなってノドが乾燥します。すると、異物を排除する働きが鈍り、ウイスルが侵入しやすくなるのです。

睡眠不足も免疫力を低下させる

睡眠不足は免疫力を低下させます。免疫細胞は夜の間に古い細胞が死んで新しい細胞が作られます。夜に寝ないと細胞の入れ替わりがしにくくなり、免疫力が落ちるのです。ですから、睡眠は風邪に対抗するために欠かせないのですが、一方で睡眠中はウイルスが侵入しやすく、さらに睡眠中は体温も下がるため、ウイルスが体内で活動しやすい絶好の時間帯なのです。どうしても口をあいてしまうという人は、まずはマスクをして寝るのがおススメです。

ストレスを減らす

もうひとつ免疫力を落とすための大きな原因がストレスです。ストレスによってホルモンの分泌が影響を受け、免疫細胞でさるリンパ球を減少させて免疫力が低下します。そこでおススメしたいことは対処法が笑うことです。ストレスがかかると体内にストレスホルモンが増えるのですが、笑うことによってストレスホルモンが減ることが研究で明らかになっています。作り笑いでも効果があるという研究結果もあるので、まずは意識的にでも、笑顔を作る練習をしてみましょう。

    

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