善玉菌を増やすには、やっぱり食事が大切


大切なのは善玉菌を増やすこと

おなかの不調の元凶となるのは、腸内の悪玉菌です。悪玉菌は腐敗物を出し、老化を進めてしまいます。その悪玉菌に対抗してくれるのが善玉菌です。悪玉菌と善玉菌は、腸内でつねに勢力争いをしています。腸の健康のためには、善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすことが大切です。

発酵食品がイイ!

善玉菌を増やすためには、やはり腸に直接影響する食事の内容が大切です。何と言っても注目したいのは、ヨーグルトやキムチなどの発酵食品です。これらに含まれる乳酸は、腸内を悪玉菌が苦手な酸性にかたむけて、結果として善玉菌を増やすことが出来ます。他に、発酵食品である納豆も整腸作用があっておススメです。納豆菌が乳酸菌と同じように善玉菌が増える働きをする上、善玉菌であるビフィズス菌のえさになるオリゴ糖を、大豆製品である納豆が豊富に含むからです。

食物繊維とカテキン

食物繊維を多く含む食品も、腸の調子を良くするために大切です。食物繊維はほとんど消化されることなく、便のかさを増やして便通を促します。その代表的な食材はさつま芋です。その他にも海草や野菜など、便通とは関係なさそうな食材も幅広く大切です。さらに意外なところではお茶がおススメです。お茶に含まれるカテキンが悪玉菌の増加を抑えるのです。

避けたいのは肉類

避けたいのは肉類の食べ過ぎです。肉類に多いタンパク質と脂肪は悪玉菌の大好物なので、とりすぎると悪玉菌を増やす原因になります。加齢とともに善玉菌のビフィズス菌は減り、悪玉菌であるウェルシュ菌が増える傾向にあるので、60代を過ぎたら特に注意が必要です。ただし、腸内環境については個人差が大きいのも事実です。若いころから食べたものの蓄積が腸に大きく反映されると言えます。

    

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