20代で骨スカスカ! 〜骨粗しょう症〜


普通は50代から注意

骨粗しょう症とは、骨の量が減少したり骨の質が劣化したりして骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。女性に圧倒的に多く、高齢になってから発症するイメージがある人が多いでしょう。以前は気をつけるのは50代からと言われていましたが、最近では20代でも骨がスカスカの人が増えています。

その原因は?

通常であれば、骨は子供時代から少しずつ増えて、20歳くらいで骨量が最大になり、それから徐々に減っていきます。しかし最近は、本来であれば一番骨が丈夫である20代に骨が弱くなってしまう人がいるのです。こうしたことは、偏った栄養摂取や無理なダイエットといった悪い食生活などが原因と言われています。無理なダイエットを長期間行なったりすると、骨量が十分に増えないうちに増加が止まってしまい、骨粗しょう症となる年齢が早くきてしまうのです。

予防には?

骨粗しょう症の予防にはカルシウムをたくさん摂取することが大切です。統計によれば日本人のカルシウム摂取量は、必要量(600mg/1日)に全く足りていません。乳製品や小魚などを積極的に摂るようにしましょう。また、インスタント食品に多く含まれているリンはカルシウムの排出を促進するので出来るだけ避けましょう。また、アルコールやカフェインなども尿中のカルシウム排泄を促進します。

運動不足も一因

食生活以外に骨が弱くなる原因として挙げられるのが運動不足です。骨を強くするには骨に負荷をかける必要があります。歩幅を大きくしたり、途中にジャンプを取り入れたりなど、少し工夫したウォーキングには骨粗しょう症の予防効果があります。ジャンピング運動が効果的なので、縄跳びなどもおススメです。外で運動して日光にあたると、カルシウムの吸収に必要なビタミンDを体内で合成することが出来ます。

   

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