デスクワークには付きもの…肩こり対策


動かないのが原因

肩こりが起こる一番多い原因は、全身を使わないことによる筋肉の疲労です。デスクワークで長時間同じ姿勢になっていると、同じ筋肉ばかり使い続けてしまい、筋肉が疲れてしまいます。机と椅子のバランスが悪かったり、自分の体型に合っていなかったりして、無理な姿勢を続けると、さらに良くないのです。

予防対策

肩こり予防対策では、「動かす」「温める」「マッサージ」という3つがとても大切です。同じ姿勢が続く場合は1〜2時間おきに少し歩いたり、腕や首を回したり、前屈や後屈などの簡単な体操をすると、こり固まった筋肉をほぐせます。職場で腕をぐるぐる回せないような場合でも、肩の力を抜いて両手をクロスするように肩に置き、下方向へ力をゆっくりと加えましょう。小さな動きで肩をほぐすことが出来ます。

体型によって違う

肥満や痩せすぎといった体型によっても、肩こりを起こしやすくなります。しかもその原因は全く違います。肥満体形の場合は、基礎代謝が低くて血行が滞りがちです。ウォーキングや水泳などの有酸素運動をすると、脂肪が燃えて血行も促進されるので、ダイエットと肩こり対策の両方に効果が期待出来ます。一方やせすぎている場合、重い頭を支えるための筋肉が十分に無いので、肩や首に負担がかかることが原因となります。

いかり肩となで肩

いかり肩やなで肩の人は持って生まれた骨格や体型のみならず、日頃の身体の使い方による筋肉疲労も関係しています。いかり肩の人は肩を引き上げる筋肉がこり固まっているので、マッサージやストレッチによる血行促進で改善が見込めます。逆に、なで肩の人は肩を引き上げる筋力が低下しているので、筋力を強化することが必要です。両肘を約90度に曲げて脇を広げて肩よりやや上にキープし、肘と肩の角度を変えずに肩甲骨を持ち上げ、数秒数えて下げる運動を10回以上繰り返すのがおススメです。

   

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