アルコール…実はけっこう身体に良い?


飲んだ方が心臓に良い?

お酒やアルコールは悪いものとイメージする人も多いでしょうが、お酒は健康のために良い面もあるようです。例えばある調査では、「週1〜2日の飲酒」よりも「週3〜4日の飲酒」グループの方が心筋梗塞の発症率は約4分の3だったという結果が出ています。ただし、この調査ではお酒の量は多くとも50g以下、日本酒では2合以下という量でした。

ビールはビタミンB群が豊富

ビールには身体に良い栄養素がたくさん入っています。ビタミンB群のうち、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、イノシトール、特に葉酸が豊富です。例えばビタミンB1をきちんと摂っておくと疲労回復などに役立ちます。ただし、ビールは冷やし過ぎに注意しましょう。冷たいものは胃腸の働きを低下させてしまうので、あまり冷やしすぎずにゆっくり飲むのが良いのです。

ストレス解消にも

30代〜50代のビジネスマンのストレス解消法としては、「お酒を飲む」がダントツ1位で、お酒を飲むことはストレス解消にも役立っているようです。しかし、飲んだ後の身体の健康も大切です。そこで、二日酔い対策としておススメしたい野菜が大根です。大根には、糖質を分解するジアスターゼ、タンパク質を分解するプロテアーゼ、脂質を分解するリパーゼなど、たくさんの消化酵素が含まれています。そのため、胃腸の働きを助けて消化不良を解消したり、胃腸をコントロールして胃もたれや胸やけなどを抑えたりする働きがあります。

肝臓ケアにタンパク質と亜鉛

身体の細胞を構成する基本はタンパク質なので、お酒を解毒する肝細胞が弱った際にはタンパク質が不可欠です。ただし、糖質や脂質が多いものは脂肪肝になりやすいので、高タンパクで低脂肪のもの、鶏のささみや大豆製品がおススメです。また、アルコールで痛めつけられた細胞を修復するのに役立つミネラルが亜鉛で、牡蠣(カキ)、牛の赤身、豚レバーなどに豊富に含まれています。

   

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