肝臓のケアに不可欠 〜タンパク質〜
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私たちが口にする食べ物は、そのままの状態では身体の栄養として活かすことは出来ません。食べ物は胃や腸から血液内に吸収されて肝臓に運ばれ、肝臓内で活用可能な栄養素へと加工され、それが全身に送られて利用されます。これが代謝です。こうした代謝を肝臓がしっかり行なうために必要な栄養素はタンパク質です。
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タンパク質は、ダメージを受けた肝臓の細胞を再生させる働きを持つので、肝臓が正常に機能するために欠かせない栄養素なのです。肝臓はとても新陳代謝の激しい器官なので、その機能を維持するには常にタンパク質が必要です。タンパク質が足りないと、筋肉、血液、ホルモンなどの材料が不足して、肝臓が十分に力を発揮できず、身体に様々な不調が表れます。食事ごとに握りこぶし1つ分くらい、タンパク質を多く含む食材を摂るよう心がけましょう。
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肝臓のケアを考える上で、気をつけなければいけないのがダイエットです。食事のカロリーを気にして、つい控えてしまうのが肉などタンパク質を多く含む食材です。カロリーを減らそうとして肉などを急激に減らすと、肝臓の機能が働かなくなります。特に女性の場合は、女性ホルモンが分解処理できずに過剰となって皮下脂肪がつきやすくなり、実はダイエットにも逆効果なのです。どうしても肉類を控えめにしたければ、魚や大豆製品からタンパク質を十分に摂りましょう。
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効果的にタンパク質を摂れるのは卵です。卵1個に7g以上のタンパク質が含まれる上、アミノ酸のバランスがとても良く、卵1個だけで9種類の必須アミノ酸全てを摂ることができます。特におススメなのが朝食に卵を食べることです。朝に卵を食べれば、眠っている間に下がった体温を上げて午前中から活発に過ごすことが出来ます。
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