知っておきたい…子供がかかりやすい感染症


ロタウイルス

ノロウイルスは11月から1月かけて流行が見られます。これと入れ替わるように2月から流行し始めるのがロタウイルスです。症状はノロウイルスとほぼ同じで、吐き気・嘔吐・下痢、発熱を伴う場合も多くあります。ロタウイルスの大きな特徴は乳幼児に主に発症、特に6カ月から2歳時までに多く発症することです。

ロタウイルスのワクチン

ノロウイルスと違って、ロタウイスルにはワクチンがあります。欧米ではずいぶん前から予防接種されていますが、日本では2011年にようやくワクチンが発売になりました。ロタウイルスは子供のウイルス性胃腸炎の中でも、とりわけ重症になりやすく脳症の発生も多い病気です。ワクチンは子供を守る上で大切なひとつの手立てと言えます。

その他、冬に子供がかかりやすい感染症

【RSウイルス感染症】
1歳未満の乳児がかかりやすく、特に6カ月未満の乳児は急激に悪化して、気管支炎や肺炎などを併発し重症化する危険があります。2歳までにほとんどの子供がRSウイルスの初感染を受けると言われるほど、子供がかかる頻度が高い感染症です。そのため、予防すること自体は難しい感染症です。4〜5日の潜伏期間の後、鼻水や咳38度以上の発熱といった症状が表れ、通常1〜2週間で治ります。このウイルスに対しては徐々に免疫が出来て症状が軽くなり、2歳以上になると鼻カゼ程度で済むこともあります。

【溶レン菌感染症】
大人にも感染しますが、4歳から7歳の子供が患者数の半数を占めます。2〜5日の潜伏期間の後、突然の発熱やノドの痛みを発症し、ノドの腫れや発疹の症状が出たりする場合があります。舌がイチゴのように赤くなるといった分かりやすい症状が出る場合もありますが、軽い症状の場合はカゼと区別が難しい感染症です。治療には抗生物質を服用しますが、髄膜炎などの合併症を防ぐためにも、症状が治まってからも処方された薬は全て飲みきることが大切です。

    

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