注意! 秋はうつになりやすい季節
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人間の身体の中には、自然の変化に適応する仕組みが組み込まれており、これを「生体リズム」と呼んでいます。約1日の周期になっているのが概日リズムで、朝になって起き抜けの光を浴びることで生物時計はリセットされ、体内リズムが活動の方向に向かうのです。これと同じことが季節にも言えます。
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夏には、男女とも男性ホルモンの一種であるテストステロンの分泌量が1年の中でピークを迎え、そのせいで気分が高揚すると言われています。それが、秋を過ぎるころには高揚感が落ちていきます。日が短くなって生物時計のリセット機能がうまく働かないと、気分が落ち込みやすくなります。
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日本人の7人に1人が一生のうち一度は経験するといわれるほど、うつ病は身近な病気になっています。症状の軽い「軽症うつ」の段階では仕事もこなせますが、治療をせずに長期間放っておくと症状が悪化し、自殺の危険さえあるようになります。「うつ」は、軽いうつ状態である「軽症うつ」の段階できちんと気づき、うまく対処すれば、重症化せず回復も早いのです。軽い段階で十分な休養をとるなどの適切な処置をとるためにも、自分が「うつ」なのかどうか早めに気づくことが大切です。
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季節が寒くなるにつれて、次のような症状が出るようであれば注意が必要です。
◇集中力や思考力が落ち、以前なら出来た事がうまく出来ない
◇しょっちゅう悲しい気分になる
◇睡眠時間は長いのに、朝起きられない
◇1日中、横になって過ごしたい
◇とにかく(特に炭水化物)食べたい気持ちが強く、体重が増える
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