8月は・・・心臓について考える月


「健康ハート」の日

8月は心臓について考えるのにちょうど良い月です。8月10日は「健康ハート(810)の日」として、心臓病の予防意識を高めるための日となっています。これを機会に、心臓病に対する基礎知識を知っておきましょう。ちょっとした事に留意するだけで、心臓発作の危険をかなり減らすことができるのです。

ウォーキングがおススメ

心臓に負担をかけない適度な有酸素運動が、心臓病予防に効果的です。一番のおススメはウォーキングですが、軽いサイクリングや水中運動なども良いでしょう。また、有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせることで、血液の循環がスムーズになります。ただし、ハードすぎると逆に負担になるので、1分間あたりの目安の心拍数を覚えておきましょう。30〜40歳代で約120回、50〜60歳代で約110回となります。

肺だけでなく、心臓にも・・・

喫煙が及ぼす健康への影響について、肺や気管に対しての悪影響は良く知られていますが、心臓疾患に対しても悪影響があることは、まだ知らない人が多いようです。タバコは血管を収縮させ、心臓への負担を大きくします。また、タバコの有害物質は、狭心症や心筋梗塞の大きな要因となると言われています。喫煙によって心臓血管のリスクは確実に高くなるのです。

意外な原因:歯周病

意外なところでは、歯の健康との関係です。歯周病が心臓病を引き起こす可能性があるのです。歯周病菌は血液の流れに乗って、心筋に酸素を送る冠動脈に届き、そこで血管壁に潜りこんで炎症を引き起こす可能性があります。そして、硬く変化した血管壁が破れると、たまっていた脂肪分が血管内に流出し、血液の塊が出来て、心筋梗塞などを引き起こす危険があります。全く関係がないように思えますが、心臓病を予防するには、歯のケアをきちんとして歯周病を予防することが大切なのです。

   

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