食中毒予防におススメな食材とは?


ポイントは殺菌力

≪酢酸・クエン酸≫
梅干しには、クエン酸などの有機酸が含まれています。また、お酢には酢酸が多く含まれ、抗菌作用があります。酢酸は、特にサルモネラ菌・腸炎ビブリオ・O−157などに高い抗菌作用があるとされています。

≪カテキン・ポリフェノール≫
お茶などに多く含まれるカテキンは、黄色ブドウ球菌や腸炎ビブリオ菌に対して効果があります。また、ココアなどに含まれるポリフェノールは、O−157やピロリ菌の増殖を防ぐと言われています。

≪薬味・ハーブ・スパイス≫
ワサビ・ショウガなど、夏に生で食べるものに添えられる薬味には、殺菌作用のあるものが多く使われています。伝統的な食べ物には、安全性を考えた食べ合わせが経験的に伝えられているのです。西洋やインド料理などに使われるハーブやスパイスにも、同様のことがいえます。

あとは免疫力!

同じものを食べても中毒になる人、ならない人がいるのは、なぜでしょうか?それには、ウイルスや菌に対して、私たち1人1人が持っている免疫能力の違いが関係しています。免疫力の弱い人は、中毒も発症しやすくなります。普段から菌に対する抵抗力を高め、食中毒を未然に防ぎましょう。

でも最近の日本人は・・・

近年、日本人の免疫力が低下していると言われています。それは皮肉にも、社会の無菌状態が進んでしまったからなのです。人の体には本来、外敵から身を守る自己防衛機能が備わっています。普段の生活で周りに存在している細菌やウイルスと接することで、菌に抵抗する力がつくのです。菌に対してあまりにも過敏になる必要はなく、菌と共生することで強い身体を作りましょう。

    

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