ビタミンA&Bで、冬の肌あれ対策


ビタミンAでカサカサ予防

寒さが厳しい時期に気になるのが、肌の状態、特に肌がカサカサに乾燥することに悩む人も多いでしょう。この時期の大気は年間で最も水分量が少なく、冷たい北風に吹かれることで皮膚は水分が蒸発しやすくなります。こうした肌のカサカサ防止にとても関係しているのが、ビタミンAです。ビタミンAは皮膚の粘膜を正常な状態に保つので、不足すると肌がカサカサしてしまうのです。

肌以外に・・・カゼ予防も

風邪予防にもビタミンAは欠かせません。ビタミンAは粘膜に関するビタミンで、口腔・胃腸・肺・気管支・膀胱・子宮などを覆う上皮組織に働き、粘膜を健康に保つ働きもしています。ですから、呼吸器が乾燥すると細菌やウイルスが侵入しやすくなり、風邪をひきやすくなってしまうのです。

ビタミンB2で新陳代謝を促す

ビタミンAだけでなく、ビタミンBも肌荒れ予防には欠かせません。その中でも特に大切なのがビタミンB2です。細胞の再生と成長を促す働きがあるので、皮膚の新陳代謝に必要な栄養成分です。ただし、ビタミンB2を含む食品には動物性食品が多く、カロリーの高いものが多くなっています。そこで、おススメしたいのが納豆です。納豆100gで1日に必要なビタミンB2の半分近くが摂れるのです。

皮膚炎の研究から発見された・・・ビタミンB6

また、皮膚にとても関係しているビタミンがビタミンB6です。なにしろこのビタミンは、皮膚炎を予防する研究から発見されたビタミンなのです。また、このビタミンB6には、脂肪肝を取り除く働きもあるので、お酒をよく飲む人には特に必要なビタミンです。ビタミンB6を多く含む食品は、かつお・まぐろ・さけ・さんまなどです。魚嫌いの人にはバナナがおススメで、1本で1日に必要な3分の1を摂ることができます。

    

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