実は・・・寝起き前後が一番大切!


早朝は血管や気管が収縮

朝方の目覚めの前とすぐ後はとても大切な時間帯です。この時間はきちんと予防していないと、命の危険にさらされる場合もあるほどです。血流は1日の中で大きく変化しています。睡眠中は副交感神経が優位で、血管や気管が細くなり、血流も低下します。早朝になると交感神経の活動が始まり、血圧も脈拍も増加します。さらに早朝には血糖値も上昇するのです。

朝方は命にかかわる発作の危険

そうした前提条件により、危険な発作を起こしやすくなります。例えば、気管支喘息は朝4〜5時の目覚め前が危険のピークです。この時間帯は気管支が最も細くなり、気管支粘膜の過敏性を刺激する朝の冷気などが危険要因です。さらに、心筋梗塞や脳梗塞は朝起きたらすぐの時間に危険があります。早朝は血圧や脈拍が増加する上、夜間に発汗による脱水があり、寝ている最中の血液はドロドロ血になっています。寝る前と起きたらすぐにコップ1杯の水を飲みましょう。

毎日リズムを整えよう

人には1日のリズムがあり、それがだいたい24時間のリズムになっています。しかし、ぴったり24時間ではなく、そのままにしておくとリズムがずれていき、数日から数十日で昼夜が逆のリズムになってしまう可能性もあります。そこで、毎日リズムを調整する必要があり、そのために大切なものが朝の光なのです。

朝の光が本当に大切

朝になって太陽の光を浴びることで体内時計はリセットされ、生体リズムが活動の方向に向かいます。朝起きた直後に目に入る太陽光で体内時計は朝を感知します。身体は、朝であることを感知した時刻から10数時間、活動するためにふさわしい状態を保つように、体温や血圧をコントロールするのです。朝早くに自然と光を浴びられるように、就寝している場所にも朝になったら日の光が入るようにしておくと良いでしょう。

    

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