女性だけでなく男性も注意! 「更年期障害」


40代で女性ホルモンは減少

女性ホルモンの分泌量は、40代に入ると急速に減少します。女性ホルモン分泌量が大きく変化すると、それに伴って体調にも大きな変化が訪れます。更年期の症状には個人差があり、全く何も感じないまま過ぎてしまう人もいます。しかし、体調を崩すほどの症状が出る場合もあり、それが「更年期障害」と呼ばれます。

「更年期障害」の予防に、これをとろう

何らかの不定愁訴を経験するのが6割くらい、治療が必要なほど症状がひどい人は1割程度と言われています。不定愁訴の改善には、女性ホルモンに似た働きのある栄養素を摂るのが良いでしょう。

≪大豆イソフラボン≫
1日に摂りたい量は50mgです。女性ホルモン減少により起こしやすくなる骨粗しょう症や動脈硬化の予防にも働きかけます。豆腐、きな粉、豆乳などに多く含まれます。

≪ビタミンE≫
女性ホルモンに似た働きにより、ホルモン分泌のコントロールをサポートします。細胞の老化を抑え、手足などの血行をよくする働きもあります。アーモンド、カボチャ、アボガドなどがおススメです。

男性も注意が必要

更年期障害を女性だけがなるものではありません。男性でも更年期障害になる人がいるのです。女性ほど極端ではないものの、男性も40〜50代になると男性ホルモンの分泌量が徐々に減り、それに伴い生理的変調が身体に起きます。顔のほてり・頭痛・発汗・肩こりなどの不定愁訴が起こり、抑うつ状態や性欲減退の症状が出る場合もあります。
予防に良い栄養素は亜鉛です。亜鉛には、ホルモンのバランスを整える働きがあるからです。牡蠣(かき)、うなぎ、レバーなどに含まれます。男性の更年期障害対策に役立つ栄養素ですが、女性の更年期障害対策にも効果があります。

    

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