身体を温めるには何を食べればいい?


大切なタンパク質とビタミンB

冷え性を改善するのに必要な栄養素は、まずはタンパク質、ビタミンB1、ビタミンB2です。この3つの栄養素が全て入っている代表的な食材といえば、肉・牛乳・卵・大豆です。玄米や小麦全粒粉などもビタミンB群が豊富ですから、玄米に納豆の朝食などは特にオススメです。

鉄分とビタミンCも忘れずに

その他に必要な栄養素はです。特に女性は月経で貧血になりやすいので、より多くとりましょう。鉄は緑茶や紅茶と一緒に摂ると吸収率が下がることには注意が必要です。またビタミンCは鉄分の吸収も高める上に、それ自体が血流をよくするビタミンです。ただし、身体を冷やす果物より、緑黄色野菜を使った温かい食べ物から摂りましょう。

ショウガを入れた野菜汁

この時期には、ショウガを入れた野菜中心の鍋ものやスープもおススメです。ショウガは身体を温める効果がある上に、免疫力を高める効果も期待できます。鍋ものやスープに良く使われる白菜、大根、カブといった淡色野菜には、免疫システムを活性化させる作用があるのです。

より効果を上げるには?

食材そのもの以外にも冷え症対策に大切なのは、実はゆっくりよく噛む事です。食べ物を消化する時は胃や腸に血液が集まり、その分全身にまわる血液は少なくなります。早食いすると急速に全身にまわる血液が少なくなり、急速に身体を冷やすことになってしまいます。良く噛むと、唾液の分泌が盛んになり食べ物の消化を助け、その際に細胞の新陳代謝を高めるホルモンも分泌されるので、全身の血液循環を良くすることが出来るのです。

    

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