冬は・・・肥満に注意の季節!


肥満は万病のもと

「肥満」は、高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病の元と言われています。ですから日本でも、肥満(BMI25以上)の人の割合を、男性(20〜60代)は全体の15%に、女性(40〜60代)では20%にすることが、目標として掲げられています。

肥満の人が増えている

ところが、男性(20〜60代)の肥満の割合は、逆に増えてしまっています。身長と体重に関する全国的な調査を見ると、男性は20年前や10年前に比べて、確実に肥満の人が増えており、30代から60代の全ての年代で、10年前に比べて肥満割合が6%以上も増えているのです。

人は冬にかけて太りやすい

冬の季節には、肥満に対して特に注意が必要です。なぜならば、そもそも動物は、冬に向けて体脂肪をためる生理的リズムを持っているからです。人間も動物ですから、秋から冬にかけて体重が増えやすいリズムになっています。たしかに人間も、昔は寒さから身体を守るために、冬に脂肪を蓄えることが必要でした。しかし、暖房が完備され、防寒服も発達している現代においては、気をつけないと体重は増えていく一方となってしまいます。

食っちゃ寝も…注意

特に、12〜1月にかけては、忘年会や新年会などと行事がつづき、どうしてもカロリー摂取が多くなりがちです。そして、お正月休みを思い返してみて、ずっと家に居て寝転がってテレビ三昧だったという人は、特に注意が必要です。ある実験では、「1日2時間以上テレビを見る習慣がある人は、肥満リスクが23%も高くなる」そうですから、これからの食事や生活で十分な節制しましょう。

   

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