3月9日は・・・「雑穀(ざっこく)の日」


雑穀は栄養価が高い

3月9日は「雑穀の日」です。3月9日を“ざっこく”と読む語呂合わせで、食材としてのおいしさや高い栄養価など、雑穀の素晴らしさを伝えていく記念日として日本雑穀協会が制定しています。ここのところ雑穀は、アレルギー対策や健康対策の食材として注目されています。

一時は小鳥の餌にしか・・・

現在の日本人の主食は米ですが、昔は日本人全てが十分に食べられるほどの生産量はありませんでした。米はぜいたく品で、50〜60年前までは多くの人が雑穀を主食として食べていました。雑穀はいわば「貧しさ」の象徴で、戦後に徐々に国民全体が豊かになってからは敬遠する人が多かったのです。一時は小鳥の餌などの飼料でしか使われていませんでした。

アトピーに悩む子供のための代替食に

しかし、アトピーなどで米や麦を食べられない子供たちの代替食として徐々に使われるようになりました。さらに最近では、その栄養価の高さが注目されています。ビタミン各種、カルシウム・亜鉛・鉄分などのミネラル、食物繊維も豊富に含むなど、白米よりはるかに高い栄養価があるのです。ご飯を炊くときに毎回少しずつ雑穀を混ぜるという家庭も増えています。

注意:雑穀にもアレルギー

ただし注意したい点が1点あります。それは雑穀米にもアレルギーがある点です。雑穀米に含まれるソバのタンパク質は、卵や牛乳などに次いで食物アレルギーが多い食物なのです。雑穀米を初めて食べる場合には、その商品に含まれている雑穀の種類に十分注意し、まずは慣れたおかずを食べてみて、アレルギー反応が出ないか試してみましょう。元々アレルギーのある人は、アレルギー反応がでる恐れのある雑穀が含まれていない商品を慎重に選びましょう。

   

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